第26章 憧れの人
エンデヴァーが、私の肩に手を置く。
エンデヴァー
「君には、焦凍の良いライバルとなって貰いたいものだ」
薙景
「…光栄です」
成る程ね…轟君が反発するのも頷ける。
轟
「──八剣…⁉︎」
薙景/エンデヴァー
「!」
いつの間にか、轟君がこちらに戻って来ていた。
薙景
「……瀬呂君との試合終わったの?予想してたけど、早かったね〜」
私もフィールド行かなきゃ…
薙景
「では、私は失礼します。機会があれば、是非またお話聞かせて下さい」
エンデヴァー
「ああ」
私は、エンデヴァーに一礼し、フィールド出入口に向かって歩き出した。
轟
「………」
すれ違い様に、轟君の顔を盗み見る。
轟君は、憤りを露わにしたような…少し怖い顔をしていた。