第26章 憧れの人
スタジアムの屋根より高く、観覧席スレスレに出現した、その氷塊は…轟君の力。
パキンッ
皆が唖然として言葉も出せないで居る中、轟君がテープを解いた。
瀬呂
「…………や………」
瀬呂君は…
瀬呂
「やり過ぎだろ…」
無事な訳なく、氷塊の前で体を凍らせて居た。
ミッドナイト
「瀬呂君、行動不能‼︎」
奏
「ええーー…何アレ」
風利
「圧倒的…」
観客から、次々と「どんまい」と瀬呂君に声がかけられる。
轟君は、熱の力を使って氷を溶かした。
風利
「凄い…」
それ以外の言葉が見つからなかった。
ミッドナイト
「轟君、二回戦進出‼︎」