第26章 憧れの人
プレゼント・マイク
《START!》
先に動いたのは瀬呂君だった。
瀬呂
「まァーー…勝てる気はしねーんだけど…」
SHIP パシッ
轟
「‼︎」
素早く二本のテープを放ち、轟君の体を捕らえた。
風利
「上手い…!」
瀬呂
「つって、負ける気もねーーー!!!!」
瀬呂君は、そのまま足元のテープを勢い良く引く事で、轟君の体勢を崩させる。
プレゼント・マイク
《場外狙いの早技‼︎この選択はコレ最善じゃねえか⁉︎》
轟君の体が、場外に向かって引きずられて行く。
プレゼント・マイク
《正直やっちまえ瀬呂ーーーー!!!》
中立立場の筈のマイク先生が、本音の応援をしてしまった…直後、
キインッ
フィールド上に…巨大な氷塊が現れた。