第1章 姉の出会い
「一発派手に見せろよ、樹木マン‼︎」
「あ!出ますよ。先制必縛…」
シンリンカムイ
「ウルシ鎖牢!!!」
シンリンカムイが枝分かれさせた腕の樹木を伸ばし、敵(ヴィラン)を捕らえる…
?
「キャニオンカノン‼︎」
その前に、巨人の女性が敵(ヴィラン)を蹴り飛ばした。
「「⁉︎」」
わー、見事に決まったな…良いとこ取り…
?=Mt.レディ
「本日、デビューと相成りました。Mt.(マウント)レディと申します!以後お見知り置きを!」
Mt.レディなる女性ヒーローが、敵(ヴィラン)を警察に引き渡すと、共に人集りが彼女を囲んだ。
因みに、出番を取られたシンリンカムイは、駅の屋根の上で項垂れてる。
「巨大化か…人気も出そうだし、凄い“個性”ではあるけど、それに伴う街への被害も考えると、限定的な活用になっていくか?いや…大きさは自在かそれか…(ブツブツ」
オタク君は、リュックからノートを取り出したと思ったら、なんかブツブツ言いながらノートに書き込み始めた。
「Σおいおいメモて‼︎ヒーロー志望かよ。イイネ頑張れよ‼︎」
「……!っはい‼︎頑張ります‼︎」