第16章 不安と不審
ゲート前に皆が集まった。
風利
「!え…姉さんが⁉︎」
けど、ここに緑谷君と姉さんの姿は無い。
切島
「ああ。気絶して倒れたの轟が受け止めて、その後先生に預けてた。多分、緑谷と一緒に治療受けてんじゃねえかな」
風利
「気絶…⁉︎怪我…⁉︎それとも、敵(ヴィラン)からなにか毒とか盛られたんじゃっ」
姉さんが危ない‼︎
切島
「Σ落ち着けよ!そんな酷い状態には見えなかったって。てか、緑谷のが重傷っぽかったぞ」
風利
「緑谷君も心配だしっ…姉さんも…まさか気絶なんて…‼︎」
なんで…どうして…
蛙吹
「落ち着いて、風利ちゃん」
風利
「………」
姉さん…!
刑事
「18…19…20……」
刑事さんが、私達の人数を確認していく。
刑事
「両足重傷の彼と意識不明の彼女を除いて…ほぼ全員無事か」