第2章 妹の出会い
「先程からボソボソと…気が散る‼︎物見遊山のつもりなら、即刻ここから去りたまえ!」
「すみません…」
そんなに煩かったかな…私も喋ってたのに、彼だけが注意されちゃった。
プレゼント・マイク
「オーケーオーケー、受験番号7111君、ナイスなお便りサンキューな!」
お便りって…
プレゼント・マイク
「四種目の敵(ヴィラン)は0P!そいつは、言わば“お邪魔虫”!スーパーマ○オブラザースやった事あるか⁉︎レトロゲーの。あれのドッスンみたいなもんさ!各会場に一体!所狭しと大暴れしている『ギミック』よ!」
「有難う御座います。失礼致しました!」
試験管に頭を下げた後、眼鏡の人は再び席に着いた。
プレゼント・マイク
「俺からは以上だ‼︎最後に、リスナーへ我が校〝校訓〟をプレゼントしよう」
「「!」」
プレゼント・マイク
「かの英雄、ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者』と‼︎更に向こうへ‼︎〝Plus Ultra〟‼︎」
風利
「プルス…ウルトラ…」
思わず復唱。
プレゼント・マイク
「それでは皆、良い受難を‼︎」