第10章 マスコミ騒動
オタク君の真上まで飛んでく。
薙景
「もー、人混みしんどいわー!」
そのままオタク君の手を掴んで、人混みから持ち上げて、
緑谷
「え?」
風をもう一つ作り、その上にオタク君を載っけた。
薙景
「あんま動いたら落ちるよ」
緑谷
「ええ⁉︎」
オタク君は、忙しなく下をキョロキョロしてる。
薙景
「あ、飛ぶの初めて?」
緑谷
「初めてって…初めてだよ‼︎」
薙景
「そりゃそっか(笑」
ま、このまま飛んでたら、一向に避難出来ないんだけど…
「薙景‼︎」
薙景
「ん?」
声がした方に顔を向ければ、見知った顔を二つ見つけた。