第10章 マスコミ騒動
「痛え痛え‼︎」
「押すなって!」
「ちょっと待って、倒れる!」
「押ーすなって‼︎」
案の定、食堂の出入口は、既に生徒の波でごった返してる。
麗日
「痛っ‼︎急に何!!?」
私達も、その波に揉まれてる。
飯田
「流石最高峰‼︎危機への対応が迅速だ‼︎」
薙景
「迅速過ぎてパニックだけどね!」
緑谷
「どわーーしまったー‼︎」
オタク君が、人と人に挟まれて攫われてしまった。
麗日
「デク君‼︎」
飯田
「緑谷くーーん!!!」
薙景
「ったく…」
私は、足元に風を発生させ飛び上がった。