第10章 マスコミ騒動
麗日
「でも、飯田君も委員長やりたかったんじゃないの?眼鏡だし!」
薙景
「眼鏡だしって(笑」
緑谷
(何気にざっくりいくよなあ、麗日さん)
薙景
「けど本当、自分に入れてれば委員長やれたかも知れないのにね…お陰で私が入れたの無駄になった」
飯田
「!あの一票は八剣君だったのか‼︎」
緑谷
「八剣さん、飯田君に入れたんだ」
薙景
「まぁ…実直だし、クラス任せられそうだと思って」
ガシッと飯田君に手を握られた。
飯田
「ありがとうッ‼︎」
うわ、めっちゃ感動されてるー。
薙景
「一票でそんな喜ぶなら、やっぱ自分に入れれば良かったんじゃない?」
飯田
「〝やりたい〟と相応しいか否かは別の話…僕は、僕の正しいと思う判断をしたまでだ」
飯田君、いつもは俺っていうのに…
緑谷/麗日
「僕…‼︎」
飯田
「Σ!」