第3章 初めまして麦わらの一味のみなさん
『…その時は文句は言わずエースに従うわ』
「約束だぞ」
『えぇ』
もし途中で出会うとしてもその人から振り切ってエースについて行くことはできるだろう、だがそれをしてしまうとエースを信頼していない事になる、そんな仲間を裏切るような事はユナはしないと分かっての提案だった、勿論ユナ自身もその意図に気付いているだろうが。
「ンじゃティーチのやろォをぶっ飛ばしに行くか!」
『アイアイサー』
エースはオレンジ色のテンガロンハットを被り直すと再びストライカーを発進させた、二人が去った海は静けさだけが残っていた──。