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巡り逢わせ【ONE PIECE】

第15章 天国への道のり


ここは上空7000メートル通常”白海”と言うらしく更にこの上層は”白々海”と言い、上空1万メートルにも及んでいるらしい。そして”青海人”…つまりルフィ達みたいに青い海から登ってきた人間なら空気が薄いこの場所に慣れるまで時間が掛かるそうだ、そう空の騎士が説明するが常人ではない3人は「もう慣れた」と身体を動かしていた。


「いやいや、ありえねェだろ!」
「ウソップ無駄よ、この3人に常識は通用しないわ」
「そうだった…、あ、そーいやユナは大丈夫なのか?」


ウソップに話を振られたユナは一瞬キョトンとする。


『私は特に…何ともないわ』

どうやらユナも常人には当てはまらないようで、それを聞いたウソップはナミの肩にポンと手を置いた。


「……ナミ、3人じゃなく4人だったわ」
「そのようね……」

ナミとウソップが話すその横で、ユナが何となく視線を動かすと不意にルフィと目が合った。しかしユナは咄嗟に視線を逸らしてしまう、途中で邪魔が入ったがつい先程まで口論になっていたのだ…まだ気持ちの整理も出来てない今の状態では正直ルフィの顔を見るのは気まずい。


「まァ質問は山程あるだろうが──まずビジネスの話をしようじゃないか」


空の騎士にみんなの視線が集まる。

空の騎士の話はこうだ。なんでも危険の多いこの海で空の戦いを知らない者はさっきの様な仮面をつけた”ゲリラ”にねらわれ空魚の餌になるのがオチだそうだ、そこでフリーの傭兵でもある空の騎士が”1ホイッスル500万エクストル”で助けてくれるとの事。

どうだ格安であろうと空の騎士が言えば聞き慣れない単語にみんなは首を傾げるだけで、それを見た空の騎士は不思議に思い尋ねる。


「エクストルも知らぬとは……おぬしらハイウエストの頂からここへ来たんじゃないのか?ならば島を一つ二つ通ったろう」


それを聞いたナミが直ぐさま反応した、今の話を聞く限りノックアップストリーム以外に空へ来る方法があり、空島は他にもあるという事になる…それを聞けば今度は空の騎士が驚いていた。



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