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巡り逢わせ【ONE PIECE】

第14章 衝突


確か…初めてクリケットに会った時は賊と間違えられて戦闘になった、結局誤解という事で和解して、空島についてクリケットが話てくれたが太陽が気持ち良くて昼寝してしまって起きたらルフィ達が宴会をしていたのだ。それから…ゾロと乾杯した……そのあとは…?

『あれ……?』

昨日の事なのにゾロと乾杯した後の事がどうしても思い出せない。うーんと唸るユナを見てロビンはふふっと笑う。

「まぁ、別に無理に思い出す必要も無いんじゃないかしら」

どこか楽しげに言うロビンにユナは益々首を傾げる。

『どーゆう──』
「お、ユナー!」

ロビンに追求しようとしたユナだったが呼ばれた声にそれは遮られた、声の方を振り向けばウソップとチョッパーが手を振りこっちに向かって来ていた。

「ユナ二日酔いとかは大丈夫か?」
「おめェもう戻ったのか?」

ユナの元に来るなり二人は口を開く、二日酔い?戻った?チョッパーとウソップの言ってる事の意味が分からずユナは二人に尋ねる。

「なんだよユナ、昨日の事覚えてねェのかよ?」
『うん…ゾロと飲んでたところまでは覚えてるんだけどその後が思い出せないのよね…』

顎に手を当てて考え込むユナにウソップとチョッパーは顔を見合わせる。どうやらユナは酔うと子供返りする上に、その時の記憶は無くなるようだ…しかも本人はそれを知らない感じがする。

そこでウソップに一つの疑問が浮かんだ。今迄も酒を飲む機会はあった筈だ、それなのに誰一人としてユナに酒酔いする事を教えなかったのか…ウソップが考え込んでいるとユナが顔を覗き込んで来た。

『ねぇウソップ、私昨日何かした?』
「なにっておめェ、昨日は酔ってこど──」
「ねぇ風使いさん、そういえばこの前子ども扱いされるのが嫌いって言ってたわよね?」

『え…?』

ウソップの言葉を遮ってロビンがユナに尋ねる、確かにそんな話を前にチラッとした気がするがなにも今その話をする必要は無いだろう。怪訝に眉を寄せながらユナはロビンを見つめた、ウソップとチョッパーも首を傾げながらロビンの方を見やる。

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