• テキストサイズ

オレンジ

第4章 罪の代償


あんside

一人になった部屋の中

ヒリヒリと痛む頬を氷で冷やしていると


次々に温かいものが頬を流れて

冷たい氷を溶かしていく……



かなさんをあんなにも傷付けて



たった一瞬でも…


丸山さんの手を取ろうなんて

考えてしまった自分が許せなくて



溢れてくる涙は止まらなかった…



私はテーブルに置かれたスマホを手に取り

二件のメールを送った……



一つは丸山さんに………

もう1つはかなさんに………



こんなことで

私が犯した罪が消える訳じゃないけど…




これが今の私に出来る


精一杯の償いだから…
/ 101ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp