第4章 罪の代償
丸山side
その日俺が仕事場に入ると
すばるくんはすでに楽屋の中で
ゲームをしていて
"おはよう(笑)"
そう上機嫌に声をかけ
隣に腰かけると
すばるくんはゲームを机に放り出し
俺の顔をまっすぐに見つめて…
「何…?どうしたん………(笑)?」
なんて驚いて聞いた俺に
「お前…あんのことどう思ってんの…?」
なんてあまりにストレートな言葉を
ぶつけてくる…
「どうって…別に………」
まっすぐに俺を見るすばるくんの目が
どこかずるい俺を攻めてるような気がして
そう言って目をそらしても…
「そんなら…
俺があいつを好きになってもええんやな?
お前とあんの間には何もないんやな?」
すばるくんは言葉を続ける…
「昨日……
お前とかなが出ていったあと
あいつ泣いてて…
会ったばっかりでこんなん思うんは
おかしいんかもしれへん…
でもなんか嫌やねん…
あいつの泣き顔みたないねん…
やからあえてはっきり言う
かなと別れる気がないなら
もうあんには近付くな!」