第4章 罪の代償
あんside
丸山さんと
体の関係を持ってしまったその日から
私の中でかなさんに対する罪悪感が
日に日に大きく膨らんでいって
丸山さんに会うことも
毎日のように
かかってくる電話に出ることも
出来なくなっていた……
そんなある日の仕事帰り
カバンから着信音が聞こえて
スマホを取りだし着信画面を確認すると
そこには"すばるくん"の名前…
出ようか…どうしようか……?
なんて悩んでいる間に
スマホは静かに音を出すのをやめて…
うん…これでよかったんだ……
なんてまた歩き出した瞬間
私の手を誰かの手が後ろから掴んだ……