• テキストサイズ

オレンジ

第3章 捨てられない感情


丸山さんとかなさんが

笑顔で会話をしながら食事をする中


適当な相づちをうち

黙々とただ料理を口に詰め込んでいると



「……ん……あん……?

ねぇ…聞いてる………?」


そんなかなさんの声がして



「はい……?

あ…すいません…

食べるのに必死で聞いてなかった(笑)」



そう言ってかなさんの方に目を向けると



「もう…あん…ぼぉーっとしすぎ(笑)

じゃあ改めて質問!

あんは今付き合ってる人はいるの?」



そんな質問を

私に笑顔で投げ掛けてくる……



じっと私を見つめる丸山さんの視線を

感じながら


「いませんよ?

私可愛げなさ過ぎてもてませんから(笑)」



そう答えた私に



「そうなんだ……

じゃあ隆平に誰か紹介してもらいなよ?

すばるくんとかお勧めだよ(笑)

こないたも"さみしいわぁ"って

しみじみぼやいてたし(笑)

ねぇ…隆平(笑)」



そう言って笑った……
/ 101ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp