いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》
第4章 四つ葉のクローバー
「マジで意味が分かんねえ!!あんのクソモンペ共ーー!!」
「うん、とりあえずクロうるさい。というか、その腕時計よかったね」
「お前が一緒に選んだんだろ?」
「…それで?」
「マジで感謝いたしております…」
俺は夜琉を家まで送ってから、俺は自分の店に直帰した。
店にいた研磨と海が俺を見ながらため息をついているが・・・
さっきから俺は飲まねえとやってらんねえくらいイライラしていた
「…あぁ~夜琉に触れたい~、夜琉とキスしたい~、夜琉とセッk…」ガンッ!
俺が言い終わる前に、海がフライパンで俺をぶん殴った
でも自分でもすげえこと言ったのは分かった・・・
「悪い…」
「相当溜まってるねクロ…。風俗でも行ってくれば?」
「絶対行かねえ…。どこの尻軽に金掛けるくらいなら、夜琉に高い寿司を食わせる方がマシだ…」
夜琉の腕時計を見ながら、俺はあいつの笑顔ばかり思い出していた。まだ10代の若い輝きがまぶしくて・・・でもその光に当てられるとこっちも元気になって・・・
やっぱり好きだなって改めて思い知らされる
でも、そう思っているのはきっとあいつらも同じだろう
優しくて誰にでもすげえ信頼を置いていて、しかも素直で・・・
だからあいつらもそばにいたいんだと思う。守りたいんだと思う・・・。分かってはいるけど・・・
〜♪
俺のケータイが鳴った。夜琉が勝手に設定した六つ子の次男の歌で、夜琉専用の着メロ。研磨曰く「なんかクロみたいでイタイよね」らしい・・・
〈こんばんわ、今日はありがとうございました。
あの、黒尾さんはクリスマスはお暇ですか?
いそがしいのならいいですが…
もし時間があるなら、うちでクリスマスパーティしませんか?
ちょうどその日、及川さんも岩泉さんもMotherのパーティで一日いなくてしかもそのまま仕事に行くらしいのでそのまま泊まっても大丈夫なので…〉
というメールが飛んできた。
・・・俺はそのまま昇天しそうになった