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いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》

第4章 四つ葉のクローバー


「クロ君!!俺中トロね!」


『あたしエビ~!!』


「俺はアナゴ。当然大アナゴな」


「ッざけんなそっちの大人共!!てめえらは自分で払え!!」


あの後、夜琉が一度家に帰って支度をしてきたと思ったらなぜかこいつらもついてきた


こいつらは、1年前の事件からちゃっかり夜琉の両親になりやがったクソ阿吽共。
岩泉の方は親権もあるから仕方ないにしても・・・って言っても譲っているのは1万歩分くらいだけどな!!

でも一番気に入らないのは及川の方だ。出所して立った数日で夜琉にこびやがってちゃっかり兄さんの立場になりやがって・・・と言っても夜琉が言っただけだろ!?なんでお前ごときが夜琉のそばに居座ってんだよ!!


今日も、「夜琉ちゃんのお祝いなら俺達も行く必要があるでしょ?」って言っているが、正直邪魔でしかない!!


しかも、カウンターしかない店なのに左から俺・岩泉・夜琉・及川ってどういうことだよ!!どっちか譲れよ!!


『黒尾さん…?』


「えっ…なんだ?」


『いえ…あの、このお寿司凄くおいしいです!!』


「そうか、よかった」


岩泉のせいで距離が離れていても、ちゃんと俺に話しかけてくれる辺りがまたイイ女なんだよな。その他2匹にもちゃんと接していて・・・でも、それじゃ俺が足りなかった。

もっと触れたい、もっとあいつを感じたい・・・

ダメだな、三十路間近の俺が一端の男子高校生みたいな感情を抱いてどうするんだ・・・だが、


「夜琉ちゃん、これもおいしいよ」

「夜琉、米ついてるぞ」


このゴリラ2匹が頗る邪魔なのは変わりないがな!!!



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