• テキストサイズ

いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》

第3章 無気力トライアングル


「どういうつもりだ」


「俺、Mをやめる。俺は、白鳥沢に入る」


賢二郎は、聖臣に臆することなく自分の本心を貫いていた

賢二郎は、もともと自分よりも強い力を持つ者のそばにいたいと願うタイプだった。
強いものの力を引き出したいと・・・そう思うタイプだ


「はぁ?俺とやるって言うのか?」


「いくらでもやってるよ。勝つのはあの人だ。」


賢二郎は、本気で白鳥沢の総帥・・・牛島若利のことを気に入っているようだ。それでも聖臣も納得はしない
当然だ、今まさに自分が戦おうとしている相手のもとに行きたいと戦友が言うのだから・・・


そんな時、俺はふと楽しいアソビを思いついた






「なぁお前ら、賭けでもしねえか?」








俺が珍しく賭けを持ちかけたものだから2人はとても驚いていた。
賭けの内容は簡単だった


「俺達それぞれが違う組織に取り入り、最終的に生き残れたら勝ち。賭け金は自分の命と未来とプライドだ。どうだ?面白そうだろ?」


その賭けに対し、2人はすぐに答えが出た


「どうせ、京治は勝ち戦しかしないだろうが…いいぜ、乗ってやるよ」


「まぁ勝つのは俺だけどな」


白鳥沢に属すると決めていた賢二郎はとても勝気だった
聖臣もまた自分の属するところが勝つと分かっていたから


「じゃあ、京治はどこ行くんだ?」




「・・・俺は無難に・・・」





/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp