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いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》

第3章 無気力トライアングル




*****


「そして、結果は当然のように俺の1人勝ち。聖臣の井闥山は早々に白鳥沢につぶされて、白鳥沢も君と黒尾さんと及川のおかげでつぶれてくれたからね。ありがとうね」


京治さんはお礼を言ってくるけど、京治さんの話でお腹いっぱいだった。

でも、それで合点が分かった


この前の及川さんを迎えに行った時の刑務所で賭けの報告って言っていたし、月島さんが異常に銃の扱いがうまかったからね・・・


『うーん…頭が痛いです…』


「そうだと思うよ。でも、コレが俺達の過去のすべてだよ。」


『はぁ・・・』


と思いながらまたコーラを飲んだ
京治さんは白布さんとまた雑談を始めた。その中にあたしの知らない人の名前があったけど・・・えっと、宮って呼んでるけど・・・


『…黒尾さんを殺そうとしたんですか?』


「うん、最初はね。黒尾さん自体は気づいてないからまぁ結果的にはいいと思うけどね」


よくないです!!!と夜琉ちゃんはまた立ち上がった
本来なら、彼女は俺達の計画をつぶした張本人だったから処分は確定だっただろう


でも、俺はこの子も賭けの重要人物だと思っている。
だって感情のなかったあの暗殺者クロネコを手懐けたこの子は、絶対に何かを変えると思っていたからだ






「ありがとう、夜琉ちゃん」






小さい声でつぶやいたから彼女は聞こえてなかったみたいだ
君のおかげで、俺は梟谷に・・・あの人のそばにいれることになったよ・・・という思いを込めて




*END*




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