いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》
第3章 無気力トライアングル
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「それで俺達は…」
『あの、京治さん…』
俺が話をしている時に、夜琉ちゃんが話を止めた
当然か…、この話に関しては彼女は無関係ではなかったのだから
「どうしたの?」
『いや、どうしたのじゃなくて…その、会合とかって話…黒尾さんにもされた記憶が…それで、黒尾さんが井闥山さんのスナイパーに撃たれたって…』
「あぁ、それ俺ね」
『…そんな気がしてたんですけど…、なんてことしてるんですか!!!』
飲んでいたコーラのグラスをダンッ!!!とテーブルに叩きつけて夜琉ちゃんが立ち上がった。おぉ、予想以上の反応だ
「うん、じゃあ話の続きね」
『話を聞いてください!!!』
*****
結局あの暗殺は、黒尾の逃亡のせいで失敗に終わった
後の部下の情報では、7,8歳の少女が逃亡を手引きしたって話だ。それが後から夜琉ちゃんだと知った
俺達は、正式な幹部にはならなかったけど聖臣が俺達の実力派買ったらしく、なぜか単独の暗殺グループが結成された。
それが、俺達が作った〈M〉という組織
俺と賢二郎と聖臣で、フリーの暗殺をする。当然聖臣は井闥山のボスとは語らずに・・・そのうえで梟谷やそれ以外の有力な情報を得ようとしているようだった
俺と賢二郎は、Mを結成した後すぐにSSを中退した。
それでも最難関のスパイの主席から3位までの男が揃っているから暗殺をするうえで困ったことはなかった
でも、ある時聖臣の一言でまた俺達はバラバラになった
あの事件から数日後という短い期間での変更だった