いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》
第3章 無気力トライアングル
俺が16の時、スパイ養成学校に無事入学できた
スパイ養成学校・・・俺達はSSって言ってたけど、そこは100人受けて10人受かるか受からないかの超難関校だったけど、俺はそこを次席で合格した。
その時の主席が聖臣で白布は3番だった
***
『ちょっと待ってください!!えっ!?赤葦さんと白布さんってそういう関係だったんですか?スパイ養成g…』
「夜琉ちゃん、SSって言って。あんまり大きな声で言っちゃダメ。」
『あっ、はい…。そのSSの同級生だったんですね』
「あぁ…最初っからこいつらとはなれ合えなかったけどな」
***
SSに入ったのは、ただの気まぐれ。
どこの学校に行ってもつまらなそうだったから日本で一番特殊な学校を調べたらヒットしたからそこにした。
学歴とかは関係なかったからあっさり入れた
訓練自体もそこまで厳しくなかった
多少の武道、射撃、暗号解読、飛行機操縦、車の運転、モールス通信、外国語、職業訓練、暗殺術、信書開封術等、拷問訓練、毒盛りのテク、開錠テクニックとか変な授業が多かったけどね
「お前、経験あるのか?」
「・・・。」
こいつはイタチ、本名佐久早聖臣。
SSにいる間は、本名は名乗らずに偽名やニックネームを使っていた。
ちなみに俺は森と名乗っていた。俺の苗字は赤葦でアカアシモリフクロウと似ていたからそこからとって森にした。
「…ねえけど?」
「の割に俺に張り合ってくるけど…なんなの?」
「なんだよ…。」
主席のこいつが俺に噛みついてきた時は、若干殺してやろうかと思った。まだSSに入って2か月だったのにもう心は暗殺者になりつつあった