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いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》

第3章 無気力トライアングル





**赤葦視点**



俺は、高校からこの業界に入った。
黒尾さんとは違って家がそういう家だったからとかではない。
どちらかというと、うちの家はまともだったと思う


・・・いや、まともではなかった


父親は心臓外科医、母は弁護士というエリート一家。
と言っても2人共家には帰ってこないし、帰ってきて顔を合わせても喧嘩ばかり。離婚していないのが不思議だった。

俺自身、親達から愛情を受けた覚えがない。

アミューズメントパークなんて行った事がなかったし、参観会どころか三者面談にも来ないような親だったからな・・・



親達はほどほど出来のよかった俺に対しては完全に放任だったから、「高校は金は出すから好きなところ行け」と言われた。親がそれでいいのかとは思ったけど、俺はそれに肖った。

中学校の教師には就職と偽り、俺はある学校を受験した。
どこかは親に伝えずに高校は寮に入ると言い一人暮らしも始めた



その時、俺が受けた学校が・・・いわゆる、スパイ養成学校だ





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