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いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》

第2章 変わるために


『ほら、及川さん行きますよ』


「ちょ…待って!!心の準備が…!!!」


次の日、あたしと及川さんが来たのはある大きなお屋敷。


岩泉さんはお仕事に行ってしまったが、家を出るとき「夜琉に手を出したらシバき殺すからな」と言って出て行った

そんな岩泉さんを見送ってからあたしと及川さんは出かけた

及川さんは偶然にも免許更新が半年前に過ぎてしまったため今は無免許状態だったからタクシー移動になってしまった。及川さんはお金はあるから困らないって自慢してきた


タクシーに乗って大きな屋敷に来たのはいいが、いざとなった時に及川さんはやっぱり今日はやめるなんて言い出すからあたしが無理矢理引っ張っていく。なんか1年前とデジャブるけど、たしかあの時は逆だったっけ?



あたしがおうちのインターホンを押すと、鐘のような音が響いてスピーカーから声がした


〈いらっしゃい、夜琉ちゃん。今開けるね〉


あたしのことを夜琉ちゃんと呼ぶ人
姿も見えないけどあたしはカメラに向かって頭を下げた。その瞬間に、目の前に立ちはだかっていた大きな門が開いた

今度も強引に及川さんを引っ張って今度は大きなお屋敷の玄関に着いた


あたし達が立ち止まるよりも前に、玄関が開いて中から人が出てきた
さっきの声の人だ


「いらっしゃい夜琉ちゃん。中へどうぞ」


整った顔が美しく執事のような振る舞いが光る彼、赤葦京治さん。彼がいるということは・・・そう、ここは木兎さんのおうち




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