いい子悪い子、愛しい子 番外編 《ハイキュー!!》
第1章 マッキー奮闘記
「お姉さん今日は楽しんでいってね」
「は…はい…」
相変わらず緊張しているお姉さん
常連のお姉さんとは同期みたいで社内でも地味って有名だからたまには派手な店に行けと言われて一緒に来たらしい
でも緊張しすぎて手は震える座っているだけの状態
No1の俺がそばにいても靡かないどころか話しかけないと話さないし
「…お姉さん、その指輪可愛いネ」
「えっ、あ…ありがとうございます。これ、手作りなんです」
「えっ!?手作り?」
パッと見その指輪は店で売っていてもおかしくないくらいよくできた代物。オシャレな形に綺麗な石のついた指輪
「自分で作ったの?」
「はい…こういうの作るの…趣味で」
「すごいね~!!」
「そうですかね…近くに工房があって、よく通っているんです。地味な趣味と言われるんですけど…」
「いやいいと思うよ、素敵な趣味で」
意外とお姉さんは、いろんなものを自分で作ったりするのが好き見たいで各地のいろんな工房を回るのが趣味らしい
インドアなのかアウトドアなのか分かんない趣味だけど・・・
「…あっ、あの…ホストさんにも…どうぞ」
と、お姉さんが手渡してくれたのは花がモチーフのネクタイピン
これもお姉さんの手作りだと言ってくれた
「えっ、いいの?」
「はい、あたしあまりこの趣味のこと誰かに話したことなかったので、話せてよかったです」
お姉さんはようやく笑って話してくれた
オネエさんの笑った顔、結構可愛いかも・・・