第1章 どんな女にも棘はある
銀時、神楽、新八の3人は新しく開店したベーカリーカフェ『む〜んまるく』へとやってきた。
「ところで銀さんお金はあるんですか?」
「俺は糖分にはいくらでも貢いじゃう男なの」
「ひゃっほぉーー!おじゃまするアル!」
神楽が勢いよくドアを開けた。
「イラッシャイマセー」
「ギャーーース!!」
「どうした神楽、、って、食われるううぅぅぅぅ!!!」
「ちょっと2人とも店員さんにしつれ、、、巨人だああああぁぁぁぁああ!」
「エ、、アノ、、、」
3人の怯え用にたじろぐ巨大な店員だった。
「何だよ、天人かよ。おれら立体機動装置なんて持ってないから驚いたぜ。」
「銀ちゃん、それ他誌アル」
「失礼な態度とってすいませんでした、、あの、注文いいですか?」
『サトシ』と書かれた名札をつけた巨大な店員は快く応じた。
「オウカガイイタシマス。」
「いちごパフェと緑茶」
「パン盛り合わせとオレンジジュース」
「僕はクロワッサンとカフェオレでおねがいします」
「カシコマリマシタ。」
片言ながらも巨躯に似合わず丁寧な接客であった。
店の雰囲気も落ち着いていてバーのようになっている。
「すいませーん、」
店の奥から女の声がした。
「お客様、申し訳ありません。ただいまクロワッサンが品切れでして、、、」
そういいながら現れた女性はさきほどクロワッサンを注文した客達を見て固まった。
その女を見た銀時も目を見開く。
「・・・・お前、なつきか?」
「・・・銀時?」
かくして数年ぶりに再会を果たした2人であった。