第1章 どんな女にも棘はある
「銀ちゃん銀ちゃん!パン食べに行くアル!」
「パンンンン!?銀さんは今忙しいの!」
「どこがですか。ジャンプ読んでるだけじゃないですか。」
いつものようにドタバタと繰り広げられる日常。
「神楽ちゃん、姉上を誘ってみたらどうですか?」
「もう誘ったアル。でも仕事があるって断わられたヨ」
「だいたいパンなんてそこら辺のアンパン食っときゃいいんだよ」
「そんなチープなもん食ってらんないネ!」
押し問答を繰り返す神楽と銀時であったが、新八の次の一言でこの争いに終止符が打たれる。
「ベーカリーカフェってやつだよね。姉上の友人に聞いたんですけどパンだけじゃなくてパフェもおいしいんだとか。」