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あなたと愉快な仲間たち

第11章 昔話〜桐山照史〜 *





淳「友達の定義って、いろいろあるけど、
困ってたら助ける。辛い時は一緒に泣いて、
苦しい時は一緒に悩んで。嬉しい時には
一緒に笑って幸せになる事やと思うねん」
「…おん、」
淳「そして友達ってのはさ。
いつの間にか友達になってんねんで」


友達になって下さい!

なんて言葉もなしに、
俺と淳太は友達やったん…?

ずっと、友達やったってこと?


淳「俺さ、照史と出会えて楽しい。
照史ってオモロイから一緒にいて飽きひん」
「ほんま?」
淳「ほんまやで!それに俺さ、
会えんくなって寂しかったりしたし…」


へへ、と照れ笑いする淳太は
恥ずかしそうに視線をそらした。


淳「ナチュラルな笑顔になるためには
たっくさん泣いたらええねん!!
悲しみとか苦しみ吐き出したらええねん!」


な!!と

思いきり背中を叩く淳太。

「いっったぁ!!」
淳「あ、ごめん」

意外と力強いんよなこいつ…。


崇「おーいっ!淳太ぁ〜」
淳「あ!濵ちゃん!おかえり〜」

タタタッとやって来たのは、
すんっっごいなで肩なやつ。

背が高いから余計に撫でて見える…、


淳「紹介するな、こいつ濵田崇裕。
濵ちゃん!こいつは友達の桐山照史」
「照史です」
崇「よろしくなあ!照史って呼ぶから
俺のことは濵ちゃんって呼んでええで!」
「おう。」


淳太パパがもうすぐ迎え来るってよ〜と
2人が話し始める。

この2人、一緒に暮らしてんのかな


崇「せや、照史って施設の子なんやろ?」
「あ…まあ、な」
崇「俺もさ。前までは同じ施設に暮らしててん
今は淳太パパに引き取られて暮らしてん!
良かったらやけど照史も…来たら?」
淳「それええな!きっと楽しくなるで!」


せやろー!と

唐突に盛り上がる2人。






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