第9章 BB
望「神ちゃんチビやからなあ〜」
智「うるさいなあ!170cmあるわぼけぇ!」
望「俺より13cmも低いやん」
智「うるさっ!腹立つわぁ!」
前方で笑い合いふざけ合う2人。
その後ろ、大毅と歩く。
洋服の沢山入った紙袋を持つ大毅。
大「望さ〜、今日はほんまかまちょやったな」
「ホントだよ。変なの」
大「あいつが変なんはいつもの事やん」
まあ今に始まったことじゃないか。
小学生の時も、私が男友達と話してたら
ヤキモチ妬いて拗ねて怒って泣いていたし。
中学生の時はバレンタインに逆チョコってのが
流行り出してくれる人たちが数人いて、
それを妨害する為に私に引っ付き回ってたし。
高校生になっても子供っぽいのは増してるし…
子供っぽいのは大毅もだけど。
大毅の場合はほんっとに子どもで、
精神年齢が低すぎるんだよねえ
大「最近、望も神ちゃんも、流星も。
なーんか変よなぁ…。な?」
「い、やぁ…そうかなぁ」
大「よう見とったら分かるやんかぁ!
なんか。色々と悩んどる感じ」
なんとなくやけどな!と
またいつものヘラヘラした顔に戻る。
智「あーも!のんちゃん嫌いや!」
望「ははは、ごめん神ちゃん〜嘘やってぇ」
智「〜〜、望がいじめる…」
「望?あんまりからかわないであげてよ」
望「神ちゃんの!味方ぁ!?」
はぁ!と何故か怒り出す望。
望「神ちゃんが好きなんか!そうなんやな!」
「はぁ、なんでそうなるの?」
望「いっつもいっつも!俺の事なんて…」
「いつもそういう事をするからでしょうが。」
望「コミニュケーションやん!」
「それでいつも照史くんに怒られてるんでしょ」
望「うわああああ〜しげ〜〜」
大「負けたからって俺に泣きつくなや」