第9章 BB
淳「ほんまに?俺にくれんの?」
崇「これ欲しかったんよな〜嬉しいわ」
ありがとう!と
プレゼントを受け取る2人。
良かった良かった、よろこんでくれて。
流「ええな〜俺にもちょうだい」
「ないよ」
大「流星には俺から!洋服あげる!」
流「え!ほんま?やった、この服好きなやつ」
どうやら本当にプレゼントだったみたいで、
プレゼント用の袋に入った、
あのお洒落な服を流星くんに差し出した。
大「流星の事やから羨ましがって
拗ねると思ったから。買っといてん」
にひひ、といたずらっぽく笑う。
流石と言わざるを得ない、
意外とよく考えてたんだな…
流「明日から着よ〜」
「デートっぽいよ?その服」
遊びに出かけるには、
少し合わない服な気がするんだけどな
流「じゃあ、と来週デートする」
「え!?」
流「どうせ暇やろ?決まりな」
楽しみやなぁ、と頬杖ついて
私を見つめる流星くん
「し、仕方ないなぁ…」
断ったらどうせ望や大毅や智くんとは
出掛けたくせにずるい、って
1ヶ月ぐらいは拗ね続けるからなぁ流星くん
これ絶対、照史くんにも言われるだろうなあ…
望「流星!に引っ付んといてや」
流「引っ付いてへんし」
望「引っ付いとるやんけ!」
照「うるさいな、ええやんちょっとぐらい」
なあ?と私に同意求められても
うんとうなずけないんだよね、私は。
望「照史くんやって引っ付いとるやんか!」
照「だーー!お前は鬱陶しいな!」
流「今日は特にな」
淳「望〜あんまり騒ぐと神ちゃんが怒るで」
そっと、振り向くとギロっと睨む智くん。
望「…いやぁ〜…はは、すんませーん」
とにかく今日、分かったことは
BB(ビックベイビー)な望は、
甘えたでかまちょでうざいってこと。