第7章 大喧嘩
いただきまーすっ、
その言葉を合図に
流星くんと大毅が凄い勢いで食べる。
望「怪獣みたいな食いっぷりやな」
ははは、と笑いながら
一口サイズに切り分け食べる望
智くんも黙々と食べていて
流「はちみつあったら最高に幸せ」
大「ええ〜なかったっけ」
望「買い置きあるはずやけどな」
「料理しないからそうなる〜」
流「料理下手な奴が料理したらそれはもう、
科学実験失敗したやつになるからあかんで」
望「腹下すわ」
智「はちみつなら冷蔵庫横の戸棚にあるで」
いつの間にか智くんの手には、はちみつ。
目を煌めかせた流星くんが「ちょうだい!」と
手を伸ばす。
智「ふはっ、必死かよ」
思わず智くんも笑いがこぼれる。
流「はちみつってもう神よな!」
大「そうかぁ?」
「まあ、王道な組み合わせだよね」
望「流星ってベタなん好きよな」
流「はあ〜?素直なだけやしぃ」
望「素直ちゃうやろ」
ホットケーキ頬張るうちに、
智くんと流星くんいつもの仲に戻ってて。
一緒に笑いながら話してる。
ホットケーキって最強だ。
照「あーーーっ!なんか食ってるぅぅ!」
うわああ見つかったあ!と
大毅が隠す(バレバレなのに)
照「えっえっ、俺のは?!」
「ない」
望「ない」
大「ない」
流.智「ない」
照「えええ…そんな1回言えば分かるよ〜」
「作ろうか?」
照「別にええしっ、ダイエットやしっ」
お前らみんな太ってしまえ!ふんっ、
と拗ねて2階に上がってく照史くん
食べたいなら食べたいって言えばいいのに。
流「」
わいわい騒ぐ大毅と智くんと望達から
洗い物する私の元へ来た流星くん
「どうした?」
流「ホットケーキ、ありがと」
ふふっ。
めちゃくちゃ嬉しそうに笑った流星くんが
流「ホットケーキ食って良かった」
なんて幸せそうに言うもんだから。
「そ、そんなに?また作るよ?」
と返せば
流「おんっ、今度は神ちゃんの」
そう言ってまた3人の輪へと戻って行ったのだった。