• テキストサイズ

あなたと愉快な仲間たち

第7章 大喧嘩




ただいま〜、と先に帰りついたのは
私と流星くんで。


大「あ〜おかえり〜」

お風呂場からタオルで髪の毛を
わしゃわしゃ拭く大毅が出てきた。

「照史くんは?」
大「まだ大学やで。」
流「俺2階に行っとるから」


さっさと2階に上がる流星くんに、
さすがの大毅も不思議に思ったのか

大「なんやあいつ、神ちゃんと喧嘩まだしとん?」

とちょっと笑いながら聞く。

「智くんが拗ねてるの」
大「あの神ちゃんが?珍しっ」

雪降るんちゃう〜とヘラヘラ笑うあたり、

こいつにとって兄弟喧嘩は
別に大きな問題とは思ってないようだ。


時間ずらして帰宅するのは、

智くんと望たちなりの
流星くんへの気遣いなんだろうな


大「流星たち帰ったから飯食えるって
思ったんに〜くそう、腹減った〜」
「えー。なんか作ろうか?」
大「ほんま?じゃあ、ホットケーキ!!!!」
「はいはい、作るから静かにしてね」


空腹をほっといたら中身5歳のこいつは

食べ物出すまで騒ぐんだから
ほんと子どもだよこいつ…



久々にホットケーキ作るなあ。

いつも智くんが作ってくれて
あんまり作る機会なかったなぁ…


ガチャ


望「ただいま〜」
智「ただいま。」

2人の帰宅にちょっとわざとらしく
大毅が大声で

大「おかえりーーー!
いまなあ!ホットケーキ作っとるでえ!」
「あんたが作ってるんじゃないでしょ」
大「んははぁ〜細かい事は気にすんなぁ〜!」
「調子いい奴め」




大毅の"ホットケーキ"という言葉に
智くん(望も)大きく反応する





/ 174ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp