第7章 大喧嘩
放課後、いつもならもう来てる2人が
待っていてもなかなか来なくて
望と2人、心配なって教室に向かう事にした
望「居残りしてんのかな」
「それはないと思うけど…」
3年の教室の階に行くと
怒鳴り声が聞こえる
智「ふざけんな!!!!」
それは間違いなく智くんの声で。
流「ええ加減にせえよお前!」
相手は流星くんであった。
びっくりして走って教室に行くと
睨み合う2人。
智「こっちは迷惑してんねん!!
お前のいい加減さに、うんざりしてんねん!」
流「そんなんっ…!俺もや!!!」
涙声の流星くんと、
唇噛み締め悔しそうな智くん。
状況が読めず戸惑う望。
「何してんの2人とも!!」
止めに入ると、智くんは
戸惑った表情で顔を背けた。
望「学校やで?家やないねん
こんな人が居るようなとこで喧嘩すんな」
流星くんに近づき、な?、となだめる望。
智「お前なんか、大ッ嫌いや!!!!」
飛び出してった智くんは
少しだけだけど泣いていた。
望「神ちゃん!!!!」
飛び出してった智くんを
慌てて追いかけていく望。
残され立ち尽くす流星くんは
流「…なんやねんあいつ…!」
イラついたようにダンッと地団駄。