第6章 Q.あいつは誰だ!
結局先に流星くんと家に着く。
「ただい…
大「おかえりぃいっ!!寂しかったでぇえ」
流「おーい。俺もおるで〜」
大「あ、流星おかえり!」
流「おん。ただいま」
相変わらず騒がしい大毅の事は無視して
リビングへと向かう。
だだっ広いリビングには、
大毅の物と思わしきリュックサックと
照史くんがしたと思わしき、
お菓子が食べ散らかっていた。
淳太くん見たらきっと怒るよなぁ
大「なあなあなあなあ」
「うるさい。なに」
大「さっきのだれ」
「は?」
流「主語抜けてんねんアホ」
大「んぁははは〜。すまんすまん(笑)」
で、なに?
と切り出すと
大毅は「せやせや!」と話す。
大「さっき家の前でうろちょろしてた奴が
おってん。話しかけたらさぁ…」
『…は、いますか』
「わたし?」
大「おん。なんで?って聞き返したら
やっぱいいですって帰ってったで」
流「だれやろ。淳太くんに言った方が…」
大「むっちゃ顔似とったで。兄弟思たわ」
兄弟…。
流「?」
「あ、うん。まあ大丈夫でしょ」
気になるけど、
きっと昔の知り合いかもしれない。