第6章 Q.あいつは誰だ!
「あれー?望は?」
章「あーおかえり。」
『神山先輩のとこやで』
「なんで智くん?」
勉強のことでも聞きに行ったのかな。
いや、それはないか
あの望が勉強なんて
自主的に始めるわけないもんね
章「ちゃんが知らん男に
取られてまう〜どうしよ〜って叫んでた」
はは、と笑う章ちゃん。
知らん…男?
「だれそれ」
そんな人居たっけ?
『タレ目くん』
「ああ。りょーくんね」
章「なして呼び出されてん」
「んー。なんかよく分からない」
章「え?」
「あ、でも今度遊ぼうって誘われた」
何とか君と、誰だっけなぁ。
す、すがついた人
「すばるくん、ってひと?」
章「渋やん!」
『友達になりたかったんかなぁ?』
「知らない〜。普通に談笑しただけ」
確かに呼び出されたけど、
告白とかじゃなく、
2人で章ちゃんたちと話すみたいに
楽しくお話しただけ
教室でだって話せるのに…。
ねえ?(誰に言ってんだ)
章「亮は根が真面目やから大丈夫やで
心配するほどちゃらんぽらんちゃうから」
大倉先輩の事があったのを、
章ちゃんは知ってるのか
そういった。
『大倉先輩は亮って人と仲ええよなぁ』
章「大倉もええやつなんやけどなあ?
なーんであんなアホになってんやろなぁ」
『知らんわ』