第5章 くっつけよう!大作戦
てくてく軽快に歩く濵ちゃんを
必死に追いかける前3人と
それを嫌々ついてく3人。
智「なーあ、もうええやろー」
流「疲れた」
「いつまでついてくの〜」
照「なで肩やから目立つなあいつ」
大「どの服着ても濵ちゃんやな」
望「便利〜」
人混みも増えて、
必死についていく3人。
濵ちゃんはふと立ち止まると、
大きく手を振る。
その視線の先には、
可愛らしい女の子の姿。
望「めちゃくちゃ可愛ええ!!」
照「なにあれ!可愛すぎやろ」
大「ミス何とかってやつにいそう」
「…。」
智「俺はが一番タイプやで」
流「あんなんよりがええ」
「要らないよそんな嘘…」
別に嫉妬してないし。
そんなんじゃないし。
違うもん。
濵ちゃんは女の人と楽しそうに
話してる。
むうう、私と真逆だ…
望「あーあ。」
照「彼女決定やん…」
大「ほんまや」
大毅以外は嫉妬してる様子。
そんなに彼女出来たことが
悔しいのか己たちよ
と、唐突に望が
望「あーーー!!!!」
と大声張り上げるもんだから、
慌てた照史くんと大毅が
同時に頭をぶっ叩く。
それは見事に同時で感動した
望「いっったぁ!」
照「静かにせえよアホかお前!!!」
大「めっちゃびっくりしたわ」
望「やからって本気で叩くな痛いわ…」
うぅ、と叩かれた箇所をさする望。
すっごい音がしたから
めちゃくちゃ痛そう
これでさらにアホになりそう。
照「んえええっ、あれ!」
大「淳太やん」
智「なんで?」
「ほんとだ!!」
なんとそこには、
小洒落た服を着た淳太くんが
爽やかに濵ちゃんたちと話していたのだ。