第5章 くっつけよう!大作戦
「…。なにしてんの」
しーっ、と黙れのサイン。
望「とりあえずこれ被っとけ」
無理やり被らされた帽子は、
まるで探偵さんがかぶるようなやつ。
「これブカブカなんだけど」
深く被らされた帽子のせいで
前が見えずくいっと上にあげると
大「やから声でかいねんてっ」
しぃーーっ!と
強めに黙れのサイン。
大毅にまでされるとなると、
本気で腹立つ。
流「…なあ、これ俺いるの」
ふぁぁ、と眠そうに
おっきな欠伸をする流星くん。
望の次に背が高い流星くんを
しゃがめよノッポ!と座らせる大毅。
「濵ちゃんにバレたら怒られるよ」
そうです。
あんだけ興味なさげにしてたくせ
みんな濵ちゃんの尾行をしてます!
理由は簡単。
濵ちゃんに彼女とか生意気や。
ってらしい。
なんて理不尽な理由なんだ
私は別に尾行はいいと否定したのに
無理やり連れてこられて今に至ります。
望と大毅と照史くん。
この3人はノリノリでしてるけど
智くんは結構嫌そうな感じ
流星くんは訳もわからず
起きてきたら無理やり着替えさせられて
尾行させられています
照「あいつ無駄にオシャレやな」
望「こないだ一緒に買いもんしたやつや」
大「あんなん着るんやぁ…」
照「しげ私服普通にださいもんな」
大「ほっとけ(笑)」