第2章 日常1
大「も行くやろ?」
さも当然でしょうがと言うかのような
腹立つ顔で聞いてくる。
いや、行かないよ
大「クレープやで?」
いや、クレープでつられ……
「なんで…連れてくのよ私を!!」
だろうとは思ったけど、
まさかクレープ屋さんに引きずられるとは
大「ええやん、寂しいし〜」
望「俺いちごー!」
大「じゃー、大毅はバナナチョコー」
あれから嫌だという私を無理やり連れて行き、
智くんと流星くんは
興味なさげに帰って行った。
「太るよ」
望「大丈夫、俺動くし」
大「俺走るし」
んふふ、と幸せそうに食べる2人。
これ照史くんが見たら羨ましくて
騒ぐんじゃないかな〜
照「あああああ!!!お前ら!!」
大「げ、照史やん」
望「親方に見つかった…」
照「クレープ食うとるやんけ!」
やっぱり見つかった。
ここ、照史くんの帰り道だもんな
大「あげへんで」
望「自分で買いや」
照「そこをなんとか」
大「いや」
「照史くん、ダイエットやろ?」
照「うぅ…食いたいねんもん…」
「淳太くんにしばかれるで」
照「我慢する」
淳太くん、最近照史くんに
食いすぎ!お菓子我慢せえ!って
怒ったばかりだから。
きっとクレープなんて食べたら
ゴジラのように火を噴くんじゃないかな…