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あなたと愉快な仲間たち

第19章 俺が守ると誓うから






映画を見終わったあと、

望はトイレを我慢していたようで
出るなりトイレに行ってしまった



待っている間に章ちゃんからのメール




今夜ぐらい、会える?


それは写真のあの人にってこと


みんなには、出来たら内緒で


そう付け加えられて送られた一言。

内緒で会う人なのかな?





前に淳太くん言ってた。


私に似た人が捜しに来てた、って。



とりあえず私は章ちゃんに
分かった、って返事をしておいた。



望「おまたせ〜!めっちゃ混んでた」
「おかえり、どこ行こっか」
望「なんか服買いに行かへん?
流星に似合うやつ捜したいんやけど〜…」



望は昔から流星くんが好きだ。


たぶん、施設で出会った時から
ずっと慕ってたんだと思う


流星くんの話を始めると、
楽しそうにあれこれ語るのが望で。


だからこうして本人が居なくても、


服をプレゼントしたいって
買ったりするらしい


本人は濵ちゃんのが大好きやし!と

結構、ドヤ顔で話したが
そんなのどっこいどっこいだと思う



望「…って、聞いてる?」

「あ、ごめん」

望「んもうっ、最近さぁ、
時々だけど話聞いてへんよなあ〜?」
「そうかな?ごめん…」


まあ、別にええけどっ!

とまた話の続き
今度は濵ちゃんのお話か…


望「あー!ここ、ここ。
流星が好きな服屋、ここやねん!」
「ここかぁ…」


うわ、いっぱいあるなぁと
ニコニコしながら中へ入って行く。

望もこういう服好きだよなあ。





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