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あなたと愉快な仲間たち

第16章 好きだと気づいて。





流星くんがご飯を取りに行って、
ガチャガチャ音を鳴らしながら戻って来た。


流「なんか余計なものもついてきた」


照「やっほ〜照史くんやでーいっ」


にひひ、と自分の分のご飯を抱えて
顔をひょっこり出した。

たぶん心配してくれたのかな


照「神ちゃんにはやめとけって、言われたけど
やっぱり心配やからほっとけんかった」

ごめんな、と笑いながら謝るから

首を振って「ありがとう」と言った。



流「望があんななったの俺も分からへん」
照「本人が言わへんからなあ…」


うーん、と2人して悩み始める。

照「あいつは昔からやからなあ〜
の事になるとさちょーっと
変な方向に勘違いする傾向あるからな」
流「はは、確かに。言えてるわ」
「え、そうなの?」

照「2人がめっちゃしょうもないことで
大喧嘩して口聞かへんときあったやろ?
あの時の喧嘩の原因って望が承諾なしに
菓子を勝手に食ったことやのにさ、あいつ…」


ふはは、と思い出し笑い。

その横で流星くんもケラケラ笑う



照「なんでぇ、一緒に食いたいんやったら
そう言えばええやんかぁって泣いてたもんな(笑)」
流「あほやろあいつ(笑)」

そうだったけなぁ?

望とは喧嘩なんてしょっちゅうだし、
原因なんて事細かに覚えてないんだよなぁ


照「そういうやつやねん、あいつは」

流「気にしてやらなあかんなあ」


困った弟やな〜と

兄らしいこともしてない流星くんが
ふう、と気取ってため息するから

「流星くんが言ったら面白いそれ」

流「え?!俺兄やで?」




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