第15章 独占欲と喧嘩
同い年で同じ家で過ごしてた。
クラスもわざと?って疑うぐらい、
ずーっと同じクラスで。
構って欲しくてウザ絡みして、
寂しがり屋の甘えん坊。
時々すごく鬱陶しいって思う
だけど私のことよく気にしてくれてて、
体調悪かったり落ち込んでたら
さり気なく気遣ってくれる
避けるみたいに行動し始めてからは、
寂しさしか感じなくて。
話しかけたら話してはくれるけど、
ただ、それだけ。
淳「あいつなりに考えてるんちゃう?」
「そうなのかな」
淳「今さら嫌いになんかならへんよ
なるなら最初からなってるし」
私と居ることで彼女が作れない。
そんなことは分かってる。
好きな人居るなら仲良くなって欲しい。
でも望はそういう話を私にはしない
あの子がタイプ、付き合いたいなんて
私には教えてくれない。
淳「深く考えん方がええで〜。
案外、望が阿呆な事考えとるんやろ」
「ふふ、そうだといいんだけどな」
淳「楽しい事考えてる方が幸せやろ?」
な!と笑う淳太くんは、
あそこのスーパーにしてみいひん?と
私の手を引いて早足になる。
昔からそうだったなぁ
何事もポジティブな考え方。
「ここいつもの所より少し高いからって、
智くん行かないところだよ」
淳「え?そうなん?変わらんくない?」
「金銭感覚のズレだよ、それは」
淳「ボンボンやからって言いたいんか」
「よく分かってるね」
淳「ええねん!俺の金なんやからー!」
つべこべ言わず行くで!!と
1人先に仲へと入ってく。
そういう発言をしちゃうところが
お金持ちな考え方なんだよな