第15章 独占欲と喧嘩
淳「、買い出し行こうや」
急に淳太くんが言い出した。
いつもは智くんの役目なのだが、
お出かけしてるからかな?
「珍しいね」
淳「歩いて行こや、運動不足やねん」
照「俺も行くぅ〜!」
淳「照史は来んな、掃除しといて」
照「え!なんなん!淳太いやらし!」
淳「いやらしいってなんやねん(笑)」
照「濵ちゃん〜淳太がと2人きりで
お買い物デートやって!いやらしくない?」
崇「俺、魚がええなぁ」
照「いまの聞いとった?軽くスルーせんといて」
崇「うるさいなあ。勉強しとんねんこっちは」
照「ガチギレやん…」
淳「今日は野菜炒め」
「作るの智くんじゃん」
淳「野菜炒めって聞いてん」
行ってくるなあ、と
食費の入ったお財布を持って、
私と淳太くんはお買い物に出かけた。
淳太くんと歩いて買い物なんて久しぶりだ。
お仕事忙しそうだし、
車があるから。
淳「のんちゃん、どうしたんやろな?」
会話もなく歩いてたら、
淳太くんがそう言った
だから「え?」と聞き返してしまった。
淳「うるさかったのにな」
「せいせいするもん」
淳「学校ではどうなん?4人は」
「智くんと流星くんはいつも通りだよ」
廊下ですれ違う時は、
智くんは必ず話しかけてくれるし、
流星くんはぼーっとしてて気づいてないけど
何もされてへん?って心配してくれて
お昼ご飯もいつも一緒に食べてくれて。
帰りは待たせたくないからって、
HR終わるとすぐ来てくれる。
章ちゃんや友香ともすごく仲良しなの。
「私、嫌われたのかな」