• テキストサイズ

あなたと愉快な仲間たち

第14章 ファンクラブ





『今度の日曜日、遊ばへん?』

先ほどの先輩に
ほかの女の子も加わった。

愛想のいいみんなを見てると、

そんなに3人好きなんだなあと
実感する。



智「遊ぼう言われてもなあ」
流「遊ぶ気ないねんこっちには」
望「まあな〜」

『ええやん!』
『頑なに断らんくても…』


その通りだとおもう。


「遊ぶぐらいいいじゃん」

智「他人事やと思って〜」
「他人事だし」
流「えええ、いや」
望「即答すんなや」



3人、というよりは

智くんが一番行きたくなさそうで。
ものすごい嫌そう。


流星くんは嫌とは言いつつも、
拒絶反応してるわけではないみたいで

望は自分関係ないとばかりに
ヘラヘラしているし。



「どうせ暇なんじゃん、
1回だけでも遊んでみるぐらいさ」

望「まあ、これ以上しつこくされてもな」
流「確かに。1回ぐらいええんちゃん?」
智「まじで言うてる?」

本気で嫌みたい

流「1人ちゃうし、ええやろ。」
智「うう…1回だけやで?ほんまに」

『ほんまに!?やった!』
『ありがとう〜〜』

望「但し、遊ぶ代わりに俺らにあんまり
しつこく絡んでせんといてな?」


よろしく〜と言い、

望は私の手を握り
歩き出してしまった。


その後を智くん流星くんも追う。



智「あーイヤやぁ」
流「自分勝手に振り回したろ」
望「金無いねんけど」

うぁーー。と一人唸る智くんは、

私にぎゅうっと抱きつく



智「当日、病気ならんかなー」
流「都合よくなるかよ」

ほんまやで、と笑う





/ 174ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp