第2章 診療録管理規定
或る日の休日、俺達医療チーム(俺、さや、結城、悠人 )の4人は直也と待ち合わせをした。そしてカフェに入り話しながら飲むことにした。
「みんなは何にしますか?」
直也がメニューを見て聞いてきたので俺と結城はアイスカフェラテ、さやはキャラメルカプチーノ、直也と悠人はカフェモカを注文して話に入った、
「それで、話って?」
さやが俺に聞いた。
「やっぱり俺達のバンドって医療系で売り出していくんだからさ。ポジションも医療系の名前がいいと思うんだ。」
「いや、売り出すって卒業の課題だけでしょう?」
さやがすかさず突っ込む。
「でも卒業課題がうまく行ったらもしかしてその次もいけるんじゃねえ?例えば〇〇担当みたいな?」
俺はこのバンドにかけていたし期待を寄せいていた。だからかもしれない。きっとうまくいくと思っていた。
「じゃあ、俺はポジションはドラムでMedical warker専属の小児科医ってことかな?元々小児科希望だったしね。」
結城が頷いた。
「いいな、それ。それで悠人は?」
俺は悠人に聞いた。
「俺は外科医でいいんじゃね?」
「なるほどってことは悠人はポジションはベースでMedical warker専属の外科医だな。さやは絶対どこかの看護師な!」
俺がそう話していると飲み物が運ばれてきて飲みながら話した。
「なんで私が看護師って決められなきゃいけないのよ?」
さやは反発していたが渋々受け入れてくれてポジションはシンセサイザーMedical warker専属の精神科看護師で時々コーラス担当になった。
「それで直也はPV撮影担当で俺らのサポートメンバーだからMedical warker専属の診療データ外部保存兼サポートメンバーにしてやるよ。」
俺が直也に総提案すると直也が嬉しそうにお礼を言ってきた。
「ありがとうございます。こんなかっこいい名前を頂いてしまっていいんですか?」
「ああ。」
「それで診療データなんちゃらって何ですか?」
直也はネガネをかけなおして俺に聞いた。
「診療データ外部保存だよ。診療録及び診療諸記録の電子保存に関する運用管理規定の事だよ。まあ要するにPVの撮影から動画のアップや編集までこなせってことだ。できるか?」
「はい!出来る限り最善を尽くします。」
直也も賛成してくれて俺らの医療系のポジションが決まった。