第7章 主と安定くん【加州清光】
清光たちを見送り、帰ってくるまでの間、安定と二人で遊んでいた。
「清光と夫婦か…」
言われた時は恥ずかしかったけど、同時に嬉しかった。
「ねえ、安定…私はね、清光が大好き。普段はあまり一緒には居られないけど、いつかそうなれたらいいなって……内緒だよ」
言葉も話せない安定に語りかける。
「でも、安定も大好きだよ」
私は安定の頬と自分の頬を合わせる。
「主~帰ったよ……って、何やってんの!?」
丁度清光が帰り、私と安定を指す。
「お帰りなさい」
「俺がいない間に安定に浮気してんの?」
「してないよ。遊んでただけ」
「安定だけずるい。俺も……」
清光が私の背後から抱きしめ頬が合わさった。
「主…安定はいいからさ…俺の事可愛がってくれる?俺も主の事可愛がってあげるからさ…」
清光。安定の目元を覆い隠しながら私に唇を重ねた。