第7章 主と安定くん【加州清光】
【清光】
「ほほう~俺も驚いた。ところで加州、その幼子は誰だ?」
「安定だよ…起きたら小さくなってたんだ」
三日月の問いに答えると
「これが大和守か」
鶴丸が安定の頬で遊んでいると、安定に指を食べられた。
「流石に俺の指は食えねえよ」
「鶴さん、大和守くんで遊んじゃいけないよ。加州くん、今大和守くんでも食べれそうなもの作ってくるね」
「私も手伝います」
料理上手の燭台切と沢山の弟を持つ一期一振が安定が食べられる物を作りに行ってくれた。
「主様お待たせ致しました!」
「こんのすけ!で、どうだった?」
こんのすけが聞いてきた話だと、他の本丸でも同じ事が起こっているらしい。
しかし、他の本丸は安定ではなく、他の刀剣男士らしい。
「急遽政府による支給が出ました。これをお使い下さいの事です」
こんのすけが持って帰って来たのは子育て必需品と言う物だった。
「でも、誰が面倒見るの?」
「そりゃ同じ沖田総司の愛刀の加州清光しかいねえだろ?」
俺の問いに答えたのは和泉守兼定。
「俺!?」
何で俺が…
「清光、私も協力するね」
「僕も協力するよ!ね、兼さん!」
「お、俺もか!?」
こうして俺たちの子育て(?)が始まった。