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とある本丸のとある恋物語【刀剣乱舞】
第5章 驚きと幸せを【鶴丸国永】
「くしゅんっ!」
寝間着のままここで一晩過ごし、変なタイミングでくしゃみが出てしまった。
「風邪を引くぞ…これを着ていろ」
鶴丸の戦闘服の羽織りが寝間着の上に掛けられる。
「温かい…」
「だろ?俺の温もりがてんこ盛りだからな」
「ふふっ……」
「光坊に温かいお茶を淹れて貰おう」
「うん…」
鶴丸が伸ばした手に自分の手を重ねようとした時。
強い風が吹いた。
風に煽られ羽織りのフードが頭を包んだ。
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