俺は・僕は妹に恋をした×セーチクダイ・スロラーニュ
第1章 地黙り
そんなこんなで今、屋根裏部屋から無事、侵入成功。
カラ松「チョロ松が、地下の奥の部屋って行ってたよなな…」
「行こ。早くしないと敵に居場所がバレちゃう。」
カラ松「…ああ。」
地下まではかなり簡単に着けた。
敵に遭遇も何回かしたけど、全部カラ松が倒してくれたから。私はただ地下まで走るだけ。
地下まで着いたけど、電気がついてないから、暗くて見えないんだよな……
「カラ松、金庫の部屋の扉、見える?」
カラ松「手を貸せ。こっちだ。」
カラ松はピノファミリーの中で一番視力がいい。対して私は聴力に自信がある。
視力に長けたカラ松と、聴力に長けた私……
おそ松の人選センスは、今回は個人的に中々だと思う。
カラ松「…これ、南京錠掛かってる。鍵、盗りに戻るか?」
「いや、大丈夫。開けれるよ。」
私は髪に付けてたヘアピンを外した。
耳を澄ませて。鍵穴の音を聞くんだ。音量、音色…。
カチャリ…
「開いた。」
カラ松「…もはやプロだな。こればかりは感心したぞ……」
「仕方ないじゃん。こういうの慣れっこだからさ。入ろう。」