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【ハイキュー】恋の音*

第1章 想いよ、届け(及川徹)


監督の元に着くと、

既にミーティングは始まっていた。

(キャプテン無しで

ミーティング始めちゃうなんて、

みんなしっかりし過ぎてて及川さん悲しいっ)

ミーティングの内容は

次の大会メンバーについてで、

主に副主将の岩泉を中心として進められ、

ほとんど及川が口を出すことは無かった。

『……おい』

「なぁにー岩ちゃん、

俺がまたいつものように

女のコたちに囲まれてたから

嫉妬しちゃったー?

大丈夫だよ、心配しなくても俺はずっと

岩ちゃん一筋だかr『そうじゃなくてよ!』

え…?」

珍しく怒気を孕んだ岩泉の声が言う。

『お前、さっき一瞬

また思い出してたべ?大丈夫かよ』

(...気付かれてたのか)

『ほんとよー、お前自分から

唯のこと振っといてそりゃねぇべ』

「...っ、俺だって別に

振りたくて振ったわけじゃ...!」

『でも振ったのは事実だろ、

そんでまだ忘れられてねぇとか、

バカみてぇ』

(バカみたいなのは分かってる、

それでも、あのときはこれしか

思いつかなかったんだ)

「…ふーんだ!岩ちゃんには

モッテモテな俺の気持ちなんて

分かんないもんねぇ!岩ちゃんのバーカ!」

『そうか、じゃあまぁ勝手に拗ねてろよ』

そう言い残して、岩泉は去っていった。

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