第4章 好き
「大丈夫?」
「うん?」
「だって、初めて、なんでしょ?」
「じゃあ、やめとく?」
トランクスの上から俺のに触れたまま、上目遣いで聞かれて、「ハイやめます」ってなるわけない。
「やめない」
緊張しながらもこたえると、ちゃんがふっと笑って指に力を入れる。
慌てる意に反して俺自身がびくりと震える。
「わ、動いた」
「…まぁね」
なんだか嬉しそうな様子のちゃん。
「触って大丈夫?」
もう触ってますけど…。
「うん」
布越しに撫でるように触れられて、しっかり起立したそれは、時折ピクリと動く。
つつくようにそっと触れるから、正直もどかしい。
ちゃんの手を上から掴み、俺のを握らせた。
ちゃんはすぐに理解したのか、握った手を上下にしごいた。
「んっ」
刺激に思わず声を漏らすと、ちゃんが嬉しそうに俺を見上げた。
上目遣い…。
「うあぁっ」